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同志社から世界へ。商社で活躍中の卒業生が語る「自分で考えることの大切さ」

海外を股にかけて活躍する卒業生が、さまざまな業界・業種にたくさんいます。今回メッセージをいただいた井尻 典(いじり つかさ)さんは、中学生時代の海外体験がキッカケで、同志社大学での海外留学も経験し、商社業界を志しました。同志社が掲げる「国際主義」を体現しつづける井尻さんに、ご自身の現在につながる同志社中学校での学びと経験を振り返ってもらいました。見えてきたのは「ともに学んだ仲間への想い」でした。


現在のキャリア:半導体装置部での国際的な仕事

私は現在、兼松株式会社の半導体装置部で働いています。主に担当しているのは、半導体製造に使用される装置を世界各国の工場へ納める輸出・輸入業務です。海外メーカーのものを日本へ持ってきたり、逆に日本のメーカーのものを海外へ販売する重要な役割が含まれており、海外との取引が私の日常です。新たなお客様を発掘するために、海外へ行くことも多く、国際的なビジネス環境に身を置きながら仕事をしています。

商社業界への志望とその背景

同志社大学では、異文化への開かれた心を培う機会がありました。特に、ビクトリア大学(カナダ)への留学にチャレンジした経験は、違った文化に身を置き、異なる価値観に触れ、さまざまなバックグラウンドを持つ人々との交流を通じて、国際的なビジネス環境での適応力を養えたように思います。その海外留学経験から、海外で働くことができる職種に興味を持つようになったのが大学3年時です。先輩が商社で働いていて、世界を舞台に活躍している姿に感銘を受け、自分も同じようになりたい!と、商社業界を選ぶ決断をしました。

やりがいと国際的な経験の重要性

希望の仕事につくことができて、やりがいをひしひしと感じています。やはり、会社名だけではなく、個人としての仕事を評価していただけた時の喜びは最高です!また、何よりも、毎月のように海外へ出張し、憧れていた国際舞台で活躍できることに魅力を感じています。同時に、異なる地域や国のカルチャーに対応する柔軟性や主体性・自主性が求められるのですが、同志社中学校の「自分で考える」習慣が、現在の私のキャリア形成に貢献していると実感しています。

中学時代に経験したイギリスでの「苦労」が原点に

私の同志社中学校時代は、多くの興味深い経験と思い出で満ちていました。サッカーにも打ち込み、キャプテンを務め、チームをまとめる役割を果たすことの難しさを学んだことは、私のキャリアにおいても重要な要素となっています。また、中学3年時にはイギリスで3週間を過ごす機会も得て、地元のチームとサッカーをしたりプロの試合を観戦した経験は今でも強く記憶に残っています。その時に、言葉が通じない相手とのコミュニケーションに苦労したことが、大学で英文学科へ進学する動機になり、留学を志す原点になりました。

同志社中学校の豊かな人的環境は、私の人生の原動力

同志社中学校では、自分で考えることの大切さを学びました。自由にできる校風で、先生たちもトヤカク言わない雰囲気のなかで、自らが考えて主体的に動くことの重要性を自然と身につけることができたように思います。

自由と自主性を尊重するこの学校で、友人たちとお互いに意見を出し合い、共に苦楽を分かち合いました。同志社で出会った友人たちは、私の「強み」であり、現在においても切磋琢磨し合う「大切な仲間」です。同志社中学校の魅力は、豊かな人的な環境であり、これが私の人生の原動力になっています。

同志社中学校での日々の学びから得た宝物

学生時代は、テストの点数で評価されることが多いですが、世の中の仕事においてはそうではありません。
どれだけ主体的に動けるかといったことが重要になってくる社会人だからこそ、どうすれば目的を達成できるか、相手に貢献できるかなどを考え抜き、他者に貢献することが求められます。この力を同志社時代に培った経験が支えています。自分で考えること、自分から行動すること、そして柔軟に異なる文化や国に適応すること。これらのスキルは、同志社中学校での日々の学びから得た宝物であり、私の成長に欠かせない要素です。

これからの抱負:信頼と感謝に満ちた人物へ

私の現在の目標は、周りの人々から信頼と感謝される人物になることです。商社業界での経験から、信頼性と協力性はビジネスの成功に不可欠な要素であることを痛感しました。将来、私は自分の職場やプロジェクトで、仕事仲間や取引先からの信頼を築き、人や社会に奉仕し続ける存在となりたいと願っています。このために、日々の仕事に全力で取り組んでいきたいと思っています。

自由な環境で思い切りチャレンジしてほしい

自由の中にきちんとした規律があり、生徒自身がのびのびと過ごせる環境だと思います。正解に縛られない自由な発想を尊重し、お互いを認め合える素晴らしい環境です。卒業して改めて、同志社中学校の出身で良かったと思える、そんな学校です。自由な環境だからこそ自分のやりたいことに制限をかけず、思い切りチャレンジしてほしいと思います。
また、同志社中学校には、国際的な視野を広げ、異文化に触れる機会もたくさんあり、将来のリーダーやビジネスパーソンにとってそれは非常に価値のある経験だと思います。同志社中学校が、これからも生徒たちに国際的な展望を提供し、国際社会で活躍するための土壌を提供し続けることを期待しています。同志社中学校が、未来を担う人物を育む場所として、ますます発展し続けることを願っています。

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