#01.その時姫は何を思う?
戦国時代といえば「武将」が注目されがち。だけど、泉さんはその武将を支えた姫に注目しました。当時、自身の選択で結婚をすることが難しかった時代。嫁いだ先と生まれた家が戦をするということが多くあった。そんな時「姫」は「どんなことを感じていたのか?」 ということが気になった。そして、史実に書かれていることではなく、姫がどんなことを感じて、どんな選択をしたのか?ということを研究したいと思って始まったのがこの研究でした。
そんな、素敵すぎる着眼点と、素晴らしい自身の研究があったので、今回の中学生とプロデザイナーが自由研究をリデザインする冊子製作が始まりました。
まずは、めっちゃ良いものが完成したので、ぜひ見てください(/・ω・)/
こんな良いものをつくりました。
どうして生まれた?自由研究マガジン「KAPONO(かぽの)」
今回のプロジェクトは、その一環として、中学生が製作した自由研究を学校内だけでの発表ではなく、より多くの方に見ていただけるように、社会へ発信しやすい形にリデザインしました。
また、デザイナーだけで作成してしまうのではなく、中学生の泉さんにインタビューを実施して、研究内容をはじめ、なぜこの研究テーマを選んだのか。どんな事にこだわっているか、今後はどんな研究をしてみたいかなどを聞かせてもらった上で、制作過程を共有しながら作り上げました。
生徒が学校を飛び出し、社会と学校がつながる
完成したKAPONOという自由研究マガジンは、学校広報資料として活用されます。未来の同志社中学生に憧れられるようなツールとなることはもちろん、中学生ならではの着眼点で制作した自由研究が学校を超えて、発信することができます。
今回は、生徒1名の作品ではありましたが、今後、同志社中学校での自由研究や各教科での制作物を社会へと発信して、ただ褒めるだけではなく、専門家の方のフィードバックを頂いたり、新たな問いへとつながるアクションにしていきたいと考えています。